「Excelで、空白の行を一括で消したい」
「一行ずつ、何も入力されていない行を削除するのは手間」
こちらのような売上表の中にある「空白」の行を削除したい時に、まとめて消したいということはありませんか?
一行ずつ[ Ctrl ]を押しながら選択し、[ Ctrl ]と[ – ]でまとめて行の削除はできますが、
こちらのやり方ですと、上の画像のような家具屋の売上表などデータ量が膨大な場合、かなりの時間がかかってしまいます。
今回は見本のような売上表の、空白の行(オレンジ色の部分)を、一括でまとめて削除する方法について紹介します。
目次
Excelで空白行を一括で削除する
今回はこのような「2030年度 売上進捗」と題した、大きな表を用意しました。
家具屋の売り上げを想定していて、商品別・1月~の売り上げ金額を集計しています。
日付と日付(1/7と1/8の間など)削除したい空白の行は、セルの塗りつぶしで、‟オレンジ色”で塗りつぶしています。
まずは、「2030年度 売上進捗」の表を全体選択します。
ドラッグして売上表を選ぶこともできますが、ここではショートカットキーを使い、家具屋の売上表全体を選択します。
表の左上(日付・商品の部分の項目)を選択し、[ Ctrl ]と[ Shift ]を押しながら[ End ]を押します。
2030年度 売上進捗の表全体が、選択できました。
[ Ctrl ]+[ A ]では表全体を選択できない?
表全体(ここでは家具売上表)を選択する際に、[ Ctrl ]と[ A ]のショートカットキーを使って選択することがあります。
しかしこのやり方ですと、上の表の「1月1日~1月7日」までの項目しか選択できません。
オレンジ色のセルより先は、選択できていないのがわかります。
空白の行がある場合は[ Ctrl ]と[ Shift ]と[ End ]で表を全選択
[ Ctrl ]と[ Shift ]と[ End ]を押すと、アクティブになっているセル(日付\商品と入力されたセル)から売上表のデータが入力されている範囲(1月1日~)の、最後の日付のセルまでの売上表をまとめて選択することができます。表全体が選択できましたら、[ ホーム ]タブを選択します。
[ 編集 ]の中の、[ 検索と選択 ]を選びます。 [ 条件を選択してジャンプ ]を選択します。すると、このようなボックスが表示されます。
[ 空白セル ]にチェックを入れます。 [ OK ]を押します。すると、2023年 売上進捗の表の、オレンジ色の空白行(日付と日付の間)が全て選択されます。
売上表の下の方も、きちんと日付の間の空白行が選択できています。
続いて、行やセルを削除するショートカットキーの[ Ctrl ]と[ – ]を押します。
するとこちらの削除ボックスが開きます。
[ 上方向にシフト ]にチェックを入れます。
こちらは選択したオレンジ色のセルを削除した上で、データ(2030年 売上進捗)の表を上に詰めてくれます。
ちなみに、「行全体」にチェックを入れた場合は、「選択したセルを含む、行全体を削除する」という意味になります。
今回の場合は、すでに削除したいセル(オレンジ色のセル)が選択された状態ですので、
どちらにチェックを入れても、日付と日付の間のオレンジセル(空白行)が削除できます。
「上方向にシフト」にチェックをつけておきます。
[ OK ]を押します。表内(2030年度 売上進捗)のオレンジ色の空白セルを、全て削除することができました。